2010年 08月 06日 ( 3 )


脱原発福島ネットワークは、8月6日午後、いわき市役所記者クラブ
において、佐藤雄平 福島県知事による福島第一原発3号でのプルサ
ーマルの受け入れに対し、以下の抗議声明(全文)を発表しました。


見切り発車のプルサーマル受け入れは、
県民の安全・安心に禍根を残す(声明)


1.65回目の広島「原爆の日」の今日8月6日、福島県の佐藤雄平
知事は、運転開始34年の老朽原子炉である福島第一原発3号機で、
プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)を燃やすプルサ
ーマル計画を正式に受け入れました。


2.福島県は、受け入れ過程で県民への的確な説明責任を果たしてお
らず、「県民の声を聴く会」も開きませんでした。まるで「プルサー
マル交付金30億円」を意識したかのような拙速な受け入れによって
県民のリスクは増大し、県民の生命と財産を守る地方公共団体として
は誠に遺憾です。わたしたちは、県民の安全・安心の確保に背く行為
として、厳しく抗議するものです。


3.知事は、耐震安全性、高経年化対策、長期保管MOX燃料の健全
性の技術的3条件について「条件を満たした」としていますが、ベル
ゴニュークリア社製MOX燃料の品質保証、高経年化対策報告書にお
ける新耐震指針による耐震安全性評価の未提出、新耐震指針による再
循環系配管の耐震強度の未評価など、未確認部分を残しており、3条
件を満たさぬ見切り発車で、県民を軽視するものです。


4.受け入れは、東京電力が、原子炉等規制法第23条第2項第8号
「使用済燃料の処分の方法」の法的義務である「処分の方法」を記載
せず、これに違反して使用済燃料を半永久的に原発敷地内に貯蔵する
という行為を容認するもので、将来に禍根を残します。福島を核のご
み捨て場にしてはなりません。


.福島原発では、外部電源が同時に遮断した電源喪失事故や原子炉
の中に重りを落として制御棒を傷つける事故など安全管理体制の不備
が問題になっており、老朽化に伴う配管や使用済み燃料プール水の漏
洩による環境汚染の危険性も指摘されています。こうした東京電力と
原発の実態において、福島第一原発3号機でのプルサーマル計画受け
入れは、安全・安心を願う県民の心を踏みにじるものです。


6.わたしたちは、あらためて経済産業省原子力安全・保安院と東京
電力による県民説明会の開催、ならびに福島県エネルギー政策検討会
の「中間とりまとめ」とプルサーマル受け入れの整合性について県民
に説明し県民の声を聴くため「県民の声を聴く会」を福島県が開催す
ることを求めるとともに、東京電力が福島第一原発3号機でのMOX
燃料装荷を県民の反対を押し切って強行しないことを強く求めるもの
です。


以上

2010年8月6日
脱原発福島ネットワーク
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佐藤雄平 福島県知事は、8月6日午前、会見で

 「県が求めた技術的3条件が満たされたことから、福島第一
  原子力発電所3号機におけるプルサーマルの実施を最終的に
  受け入れることといたします」


とプルサーマルの受け入れを正式に表明しました。


○ 脱原発福島ネットワークからの抗議声明を入手しだい掲載します。

○ 知事に抗議の声を送りましょう。

  福島県知事 佐藤雄平 宛
  FAX 024-521-7900
  TEL 024-521-7009
  E-mail hisyo@pref.fukushima.jp


○ このサイトでは、すでに始まっている/今後呼びかけられる 
 抗議行動の呼びかけについても随時告知していきます。
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by nonukusfukushima | 2010-08-06 12:59 | 参加の呼びかけ

脱原発福島ネットワークは、8月5日(木)10時、福島県原子力
安全対策課の小山課長に、全国から寄せられた「老朽炉で安全審査
の想定外の燃料を使わないで! 福島第一原発3号機でのプルサー
マルに反対する」約1500人の署名とともに以下の要望書を手渡
しました。

2010年8月5日

福島県知事 佐藤雄平 様

プルサーマル計画の受け入れ中止について(要望書)

脱原発福島ネットワーク

(要旨)

1.福島県は、原子炉等規制法第23条第2項第8号「使用済燃料
の処分の方法」の法的義務である「処分の方法」を記載せず、これ
に違反して使用済燃料を半永久的に原発敷地内に保管するプルサー
マル計画の受け入れを中止すること。


2.福島県は、使用済MOX燃料の超長期の貯蔵が避けられず、原
発のプール水漏洩により、将来、本県の豊かな環境が汚染される恐
れがあることから、福島第一原発3号機でのプルサーマル計画を受
け入れず県民の安全・安心を守ること。


3.福島県は、プルサーマル受け入れ条件の確認において、ベルゴ
ニュークリア社製MOX燃料の品質保証、高経年化対策報告書にお
ける新耐震指針による耐震安全性評価の未提出、新耐震指針による
再循環系配管の耐震強度の未評価など、未確認部分を残して3条件
を満たさぬ状態で見切り発車しないこと。


4.福島県は、経済産業省 原子力安全・保安院が新潟県内で耐震
安全性評価に関する説明会を既に15回開催していることを踏まえ、
プルサーマル受け入れ3条件について、経済産業省 原子力安全・
保安院と東京電力が説明責任を的確に果たすため、両者による県民
説明会の開催を求め、その実現を図ること。


5.福島県は、プルサーマル受け入れの判断の前に、福島県エネル
ギー政策検討会の「中間とりまとめ」以降の核燃料サイクルや使用
済燃料対策とプルサーマル受け入れ3条件について、これまでの検
証結果を県民に説明し、県民の声を広く聴くため、「県民の声を聴
く会」を開催すること。

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