『アサツユ』第177号(2006年4月10日発行)


 【告知】 4月東電交渉: 4月27日(木)午前10時 
                 福島第一原発サービスホール
 【報告】 再循環系配管ひび割れ見逃し、制御棒破損で東電に抗議
 【主張】 放射能放出が始まった六ヶ所再処理工場
       アクティブ試験の中止を!
 【申し入れ】 再循環系ひび割れ見逃し問題 並びに ハフニウム制御棒
        破損問題 及び 耐震設計に関する抗議と申し入れ

 【エッセイ】 ほんとの気持
       専門校時代(15) ※
 【エッセイ】 くぬぎ平たより
       第65回 三春 ※

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再循環系配管ひび割れ見逃し、制御棒破損で東電に抗議

 3月27日、脱原発福島ネットワークなどは、東京電力福島第一原発で、再
循環系配管ひび割れ見逃し、制御棒破損の抗議と、耐震設計に関する申し
入れを行いました。

 再循環系配管のひび割れ見逃しは、2月に福島第二原発3号機で交換し
て切り出した再循環系配管から新たな亀裂が発覚し、溶接痕だと思ったが
実は亀裂で、3月23日、溶接部全周にわたるひびを検査で見逃していたこ
とが判ったもの。 そもそも、今回の全周ひび割れは、福島県の要請によっ
て配管を交換した結果、発見されたもので、県の要請を聞かなかったら、発
見できなかったもの。 問題があっても現行の検査では把握できないという
ことが証明されました。

 国の「維持基準」は、検査で異常を察知することが前提になっていますが、
今回の事態でその前提が崩れ、「維持基準」そのものが成立しないことに
なります。

 また、福島第一原発6号機が発端となった東芝製ハフニウム板型制御棒
破損問題は、3月7日、第一原発3号機でも発見され、東京電力は破損金
属片を全量回収したとしていましたが、20日になって調査に誤りがあり未
回収片があると発表しました。 制御棒破損は、ステンレスSUS316L系材
の応力腐食割れとみられ、これこそ配管ひび割れ問題の重要部材です。

 いずれも原子炉の安全上重大問題のため、東京電力のお粗末な対応に
強く抗議し、全原発を停止した総点検の実施、結果の公開などを申し入れ
ました。


放射能放出が始まった六ヶ所再処理工場
アクティブ試験の中止を!


 3月31日、日本原燃はアクティブ試験を強引に開始しました。 4月1日
から使用済み核燃料のせん断を開始し、主排気筒からはクリプトン等の
放射能が環境に放出されています。 「溶解」等の工程が4月下旬から始
まる予定で、廃液はタンクに保管され、タンクが満杯になれば順次海に放
出されます。

 岩手県では、三陸沿岸の漁業者が 「三陸の海を放射能から守ろう」 と
の声をあげています。 消費者の間でも、青森産や岩手産の食品の安全
を守ってほしいという声が広がっています。 様々な人々が自らの意思で
行動を開始しています。

 4月1日から始まったアクティブ試験を許さず、放射能放出、モニタリング
の実態を監視していきましょう。
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