『アサツユ』第179号(2006年7月10日発行)


 【告知】 配管ひびわれ、燃料棒破損で原発は安全か?
       原発の老朽化対策を原子力保安院に聞く会を開催
 【報告】 <7月東電交渉>福島第一原発3号機の破損制御棒問題、
       破損金属片を未回収のまま運転再開、具体的安全説明なし!
 【エッセイ】 ほんとの気持(17)
         番外コラム「実名公表」 ※
 【エッセイ】 くぬぎ平たより
         第67回 居候 ※

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配管ひびわれ、燃料棒破損で原発は安全か?
原発の老朽化対策を原子力保安院に聞く会を開催


 燃料棒破損、配管応力腐食割れ等が続く原発。安全性は本当に大丈夫なので
しょうか?

 下記の要領で「原発の老朽化対策を原子力安全・保安院に聞く会」を開催致し
ます。この際、規制当局である国の福島第一原子力保安検査官に直接話を伺い、
県民の安全・安心のために疑問を質して、安全性の向上を求めます。

 ●日時: 8月18日(金)午後6時30分から9時
 ●場所: いわき市文化センター大講義室
 ●内容: 1)保安院の説明・・・・燃料棒破損、配管応力腐食割れ、維持基準
                     など原発老朽化対策
        2)参加者との質疑応答
 ●主催: 脱原発福島ネットワーク


<7月東電交渉>福島第一原発3号機の破損制御棒問題、
破損金属片を未回収のまま運転再開、具体的安全説明なし!


 7月7日、福島第一原発において東電交渉が行われましたので項目別に報告
します。

Q 作業現場で放射線値を低くするために鉛含有のスプレーを使用しているの
 ではないか。
A 工事部門、管理部門に問い合わせ、確認したがそのような事実は無かった。

Q 被曝線量低減対策の実際はどのようになっているか。
A 低コバルト材及び覆水フィルターの使用、フラッシング、自動化、遠隔化等
 を行っている。

Q 1号機シュラウド交換のモックアップ試験の29項目とはどのようなものか。
A シュラウド据え付け、ポンプ取り付け等、各作業ごとに設定してある。

Q 原子力安全・保安院の作業場所検査時、作業員を閉じこめる行動がある。
A 道具使用検査時に一時別室にて待機することはあるが、指摘のような事実
 はない。

Q ハフニウム制御棒破損部、一部未回収にて運転した時の運転状況について
A 耐震性影響なし、原子炉安全性確保されている。コストダウン運転となって
 いる。

Q ハフニウム制御棒破損部の原因と対策はどうなっているか。
A [推定原因]
 1.スポット溶接部、及びコマ溶接部近傍-タイロット部とシース部-に溶接
  時残留応力による照射誘起型応力腐食割れが発生し微小ヒビ発生。
 2.運転経過により主にコマ付近の隙間に腐食生起物が付着、蓄積し摩擦
  抵抗増加。
  [再発防止対策]
 1.ハフニウム型制御棒取替え基準-熱中性子照射量を改定。
 2.定検時、同型制御棒の概観点検実施。継続使用しない制御棒についても
  同じ。
 3.同型制御棒についても今後、設計変更を考慮する。

Q 運転への影響を具体的に説明されたい。
A 次回説明する。

●感想
   東京電力の情報公開のオプションは、前文公開は大本営発表の2種類
  しか存在しない。もう少し具体性のあるダイジェスト版のそれは作れないの
  でしょうか。                              
                                      (斎藤記)
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