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8月31日の事前質問項目 前半

*8月31日の事前質問項目は以下の通りです。

A-1 第一3号機の炉心監視装置について

A-2 ウラン新燃料の装荷本数について

A-3 第27サイクルのプルトニウムについて

(後半に続く)





1.福島第一原発の不適合管理委員会に2010年8月16日報告
 された「伝送信号異常」が発生した3号機の炉心監視装置につい
 て、
 http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/incomp/2010/1008/bl0816-j.pdf

 1)具体的には炉心の何を監視するものか。
 2)監視装置のセンサーはどこにあるのか。
 3)この装置から得られたデータはどのような指標にまとめられ
  るのか。
 4)その指標はどのくらいの期間保存されるのか。


2.福島県が8月4日に公表した「東京電力(株)福島第一原子力
 発電所3号機の耐震安全性、高経年化対策及び長期保管MOX燃
 料の健全性について」の25頁に、
 http://www.pref.fukushima.jp/nuclear/pdf_files/100812-1.pdf

 県) 平成11年に32体のMOX燃料を装荷した場合と比較し、
   ウラン新燃料装荷予定本数はどの程度異なるのか。
 東電)長期保管MOX燃料32体を装荷した場合の炉心全体への
   反応度の低下を補うのに必要なウラン新燃料(9×9燃料
   (A型))の体数は4体程度である。

 とのやり取りがある。しかし、長期保管MOX燃料の装荷に伴う
 炉心全体への反応度の低下を補うため現実に装荷されたウラン新
 燃料は12体であった。

 1)長期保管MOX燃料32体を装荷した場合の炉心全体への反
 応度の低下を補うのに必要なウラン新燃料(9×9燃料(A型))
 の体数は4体程度であるにもかかわらず、12体も装荷した理由
 はなにか。

 2)東京電力が5月27日に福島県に提出した「福島第一原子力
 発電所3号機の長期保管MOX燃料の健全性について」において、
 http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/pdfdata/bi0510-j.pdf

 燃料の組成変化による影響に係る確認に用いたパラメータのうち、
 反応度の低下を補うのに必要なウラン新燃料(9×9燃料(A型))
 の体数は、4体なのか、12体なのか。

 3)前問で、パラメータに4体を用いた場合、9×9燃料12体を
 装荷した際には、炉心の核設計、炉心の熱水力設計、動特性
 および安全評価に関する各確認項目の数値はどのように変化
 するのか。


3.原子力安全・保安院が8月4日の福島県技術連絡会で配布した
 「東京電力(株)福島第一原子力発電所3号機において長期保管
 したMOX新燃料の健全性に係る確認結果について(平成22年
 8月4日説明)」の10頁に、
 http://www.pref.fukushima.jp/nuclear/info/pdf_files/100805-5.pdf

 第27サイクルに装荷されるMOX新燃料のプルトニウム各核種
 の含有率およびPu同位体組成割合が掲載されている。この新燃
 料はPu240の割合が高く、Pu241の割合が低いと感じる。
 また、すでに東京電力が英仏と契約した再処理は終了しており、
 Am241のPu同位体組成割合が1%程に過ぎない新鮮なプル
 トニウムを東京電力が新たに入手することは、六ヶ所再処理工場
 で再処理したプルトニウムをメロックス工場に輸送しない限り不
 可能である。

 この表にある第27サイクルのプルトニウムはどこで入手したも
 のなのか。