『アサツユ』第168号(2005年7月10日発行)

   
 【告知】 次回の東電交渉: 7月13日(水)午後2時 
                   福島第一原発サービスホール
 【主張】 原子炉圧力容器内表面に亀裂!
     東電に公開質問書提出、アンダークラッド・クラッキングで
 【申し入れ】 原子炉圧力容器内表面の亀裂、アンダークラッド・クラッキング
        に関する公開質問書

 【エッセイ】 ほんとの気持
       専門校時代(6) ※
 【エッセイ】 くぬぎ平たより
       第56回 素晴らしいもの ※

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次回の東電交渉: 7月13日(水)午後2時 
            福島第一原発サービスホール


内容 1.アンダークラッド・クラッキングについての申し入れと質問への回
      答
    2.配管減肉管理と地震津波対策への再々回答
    3.定期検査短縮の見直しを求める申し入れへの回答


原子炉圧力容器内表面に亀裂!
東電に公開質問書提出、アンダークラッド・クラッキングで


 2002年の東京電力の原発不正事件以来、「不正の象徴」 といわれ3年
間停止していた福島第一原発1号機がとうとう7月8日起動しました。

 6月7日、白土東電副社長は川手福島県副知事と会い。2002年の停止
命令以降、トラブル隠しで停止中の福島第一原発1号機の運転再開への
同意を県に要請しました。

 トラブル隠し後3年間、保安院にも不信感を持っている福島県は、これま
で県独自の安全検証を行って運転再開の適否を判断してきました。 福島
第一原発1号機の運転再開を巡って、運転再開の検証作業を行ってきた
県の関係部長会議は、不正問題対策、配管亀裂や減肉などの高経年化
対策、企業システムの改善を協議し、東電株主総会の翌日である6月29
日、福島県知事が運転再開に同意したものです。

 しかし、老朽化による配管の亀裂や減肉、構造物の損傷など問題は何一
つ解決されていません。 このため、当ネットワークは、特に原子炉圧力容
器内表面の亀裂、アンダークラッド・クラッキングについて、7月3日東電に
公開質問書を提出しました。
 
 原発の心臓部である原子炉圧力容器の胴と下鏡(いずれも低合金鋼製)
の内表面は、錆を防ぐため厚さ1~2インチのステンレス鋼を溶接して覆っ
ています。 この原子力圧力容器内表面に溶着した部分がクラッド(内張り、
肉盛り)と呼ばれ、1970年欧州のメーカーがクラッドを剥ぎ取った原子炉
圧力容器内表面に細長いひび割れを発見しました。 これがアンダークラッ
ド・クラッキング (UCC=被覆下割れ) です。
 
 福島第一原発1号機の原子炉圧力容器は、UCC発見前に製造されてい
ますが、「高経年化対策技術評価報告書」 にはUCCに関する記載が全く
ありません。 また、第一原発2号機でも、報告書ではUCCが発生している
可能性を認めながら、技術的に有効な防止策が施されたのか、客観的根
拠が不明です。 いずれにしろ、原発の心臓部に細長いひび割れが存在し
成長しているのではないか、という可能性を否定できず、明確な説明が必
要です。
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