『アサツユ』第169号(2005年8月10日発行)

  
  
 【告知】 次回の東電交渉: 8月22日(月)午後3時30分 
                   福島第一原発サービスホール
 【告知】 「原子力政策大綱(案)に対する意見募集
     募集期間 7月29日(金)~8月28日(日)17時
 【告知】 「原子力政策大綱(案)に対するご意見を聴く会」参加者募集
     募集期間 7月29日(金)~8月12日(金)17時
 【報告】 定期点検の無理な作業短縮、安全性にしわ寄せ
     危険にさらされる原発労働者、相次ぎ内部告発
 【紹介】 中学校理科教科書では原子力をどう扱っているか 
     2006年度から採用 5社の検定済教科書から ※
 【エッセイ】 ほんとの気持
       専門校時代(7) ※
 【エッセイ】 くぬぎ平たより
       第57回 暑い、熱い夏 ※

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「原子力政策大綱(案)に対するご意見を聴く会」
募集期間 7月29日(金)~8月12日(金)17時


 原子力委員会は 「原子力政策大綱(案)」 に対する国民の意見を聞くた
め 「ご意見を聴く会」 を開催します。

● 開催日時、場所
 第2回 2005年8月19日(金)13:30~16:00 (開場は12:30)
      福島ビューホテル (福島市太田町13-73)

● 参加応募方法
 「ご意見を聴く会 in 福島 参加希望」と明記の上、住所(参加証送付先)、
 氏名(ふりがな)、電話番号(連絡先)を記入し、ハガキ、ファックス、電子
 メール(テキスト形式)のいずれかで申し込む。
 参加の可否は、8月16日(火)までに折り返しハガキにて連絡。

● 参加申込先
 内閣府政策統括官(科学技術政策担当)付 原子力グループ
 「ご意見を聴く会」担当  
 FAX番号 03-3509-9196 メールアドレス (略)
 住所 東京都千代田区霞ヶ関3-1-1 中央合同庁舎第4号館


定期点検の無理な作業短縮、安全性にしわ寄せ
危険にさらされる原発労働者、相次ぎ内部告発


 7月13日、東京電力福島第一原子力発電所広報センターにて行われた、脱
原発福島ネットワーク、双葉地方原発反対同盟などによる東京電力への要請
の報告です。 当日の論点は5件あり、今回新たに6件の要請を行い、福島原
発関係者による内部告発に対しての質疑が行われました。

■津波への安全性評価■ 本日快晴、福島2-1は濃霧のため視界ゼロ

 東京電力によると、津波への安全性評価について、「設置許可は決められた
形式で出し、昔の通産省の中で、資料により説明し了承された」 としています
が、「話し合いのメモ、テープは、2F-1の設置許可は、20年以上昔のことな
のでないと思う」 としています。 2F-2以前の原発の津波に対する安全性
問題は闇の中で、私たち市民の不安は募るばかりです。 土木学会又断層モ
デルと数値シミュレーションの公表を!との私たちの要請に対しても、企業の
ノウハウがあるとして公表を渋っています。 市民の安全が企業のノウハウに
よって脅かされているのです。

■定期点検の見直し■ 安全安心、そこ除けそこ除け企業利益が通る

 安全安心の観点から、定期点検の見直し項目を県民に公表を!との要請に
対して、東電は 「定期点検時に実施する点検項目は、国内外原発の事故、
故障等の再発防止対策、技術開発の成果の知見や過去の定期点検の結果、
経年化対策等を踏まえ適正に見直しを図り、計画的に実施する。 最終的な
機器の健全性確認は国の障害検査、当社が実施する定期事業者検査で行っ
ている」 としています。 また、東電が行っている点検工程の短縮に関して 
「従来と同じ短縮のやり方はやっていない。 項目を少なくすることではなく、
やり方の見直しということ、30数余年の点検結果を見直し再編している。 例
えば、従来は時間単位でやっていたのを分単位へ切り替える等だ」 としてい
ます。 
 
 しかし、「双葉原発反対同盟」の石丸さんは、「我々に届く作業員の声による
と、人災人為的な問題を含め深刻な問題が生じ事故が起きるのではとの不安
があり、東電は、自ら決めた点検日程に無理が生じ、日数が少なくなり、下請
けにしわ寄せがみんな来ている」 とし、「東電は県に、クリティカル工程の問題、
24時間体制の問題、作業前ミーティングの充実等、様々な対策を取っている、
との報告書を提出しているが、工程ありきでしかない。 我々が作業員に話を聴
くと、4月に4号機の起動時に水が漏れる事故があった。 『一つずつ作業を行う
ことになっていたが、並行してやっている』 との指摘があった。 『本来はこうあ
るべきなのに、実際はできない』 と話している」 としています。 東電は、「順
次やれば行き違いの問題はないとの指摘だと思う。 そこは意思疎通の問題。
時々保安エラーで水が漏れたとかいろいろある。 毎日のミーティングや作業前
の工程調整で他の作業の進行を確認しながらやっている。 そこがきちんとして
いれば問題はない」 と言いますが、無理な作業短縮によって安全安心が危機
に陥っています。                        (by 斎藤)
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