プルサーマルに関する要望

  
福島県知事 佐藤栄佐久 様

1.原子力委員会と東京電力に対し、「日本原燃(株)の再処理工場における
 『アクティブ試験』の実施前に発表される予定のプルトニウム利用計画に、 
 東電のプルサーマル利用分として福島県内の原発の名前が掲載された場
 合はこれを計画として認めない」 ことを、事前に文書で通知することを要望
 します。



 
 
 核燃料サイクル計画の見直しなど、エネルギー問題に様々な提案、取り組
みをされている福島県に対し、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

 さて、日本原燃(株)は来年の2月に青森県六ヶ所村の再処理工場で430
トンの使用済み核燃料を実際に再処理をする機能試験である「アクティブ試
験」開始を計画しています。 ここで取り出したプルトニウムはプルサーマル
用のMOX燃料に使用することになっています。 430トンの内、170トンは
東電分とされています。

 2003年8月5日の原子力委員会決定 「我が国におけるプルトニウム利
用の基本的考え方」
 により、アクティブ試験の前に電気事業者がプルトニ
ウム利用計画を具体的に発表することになっています。 福島県、新潟県
共に白紙撤回しているため、計画を発表するのであれば地元の事前了解を
取らずに発表することになります。

 10月25日、原子力委員会事務局からは、計画発表に地元了解は必要な
いし、プルサーマルが地元に拒否されて計画通りに実施されなくとも、核兵
器に転用されないように管理するからかまわないという主旨の発言を聞いて
います。

 このまま六ヶ所での再処理が始まると、結局取り出したプルトニウムは海
外で溜まっているプルトニウムに上乗せされ、核不拡散上プルサーマルで
使用しなければならないと強要されることになります。

 核燃料サイクル計画は破綻しているのですが、政府と原発を抱える電力
会社、日本原燃(株)は 「責任をとらないシステム」の中で、自らの「決定」
をどうやって踏みにじるかで混乱状態になっています。 現在「調整中」段階
と思われます。

 今、核燃料サイクル計画の見直しの大きなチャンスがやってきました。
福島県が、これからの12月、1月にさらに大きな影響を与える行動を取られ
ることを切望します。

                                   2005年11月25日
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