県に申し入れました

9月30日(木)の「沈黙のアピール」は、
9:30~11:00 の間、
福島県庁西庁舎玄関前 で行います。


「沈黙のアピール」などは、9月29日、福島第一原発で続発する
トラブルについて、県原子力安全対策課、同秘書課および
福島県議会に下記の緊急要請書を提出しました。





2010年9月28日
福島県知事 佐藤雄平様

緊急要請書

「沈黙のアピール」他
 (※ 賛同団体名は省略)

■第一原発で続発するトラブル…プルサーマルなどもってのほか
■県は県民の安心・安全を守るためにもプルサーマル中止の勧告を


緊 急 要 請

一.福島第一原発で続発するトラブルにより、東電にプルサーマル
炉の運転を委ねることなど恐ろしくてとてもできないことから、県
は東電に対し、3号機を停止し、プルサーマルを中止するよう直ち
に勧告すること

東電は27日、福島第一原発5号機で原子炉隔離時冷却系の制御ケ
ーブルが外れていた件で、定期検査中の6号機の制御ケーブルを外
そうとして、間違って5号機のケーブルを外していたことを明らか
にした。 あまりにお粗末だが、お粗末で済まされる問題ではない。
運転中の5号機の原子炉隔離時冷却系は8月16日から9月2日ま
での約半月間、作動できない状態に陥っていた。 緊急時に原子炉
を制御する機能が全く使えないまま運転されていたのである。 安
全上重要な機器を制御するためのケーブルを運転中に停止中の炉と
間違えて抜いてしまうなど前代未聞ではないか。 しかも東電は、
制御ケーブルが外れていたことに気づいた後も、外れた原因もわか
らないのに、ケーブルをつないで平然と運転を続けていた。 その
とき同じ第一原発の3号機では、MOX燃料の装荷作業がまさに行
われていた。

その3号機では、17日のMOX燃料を装荷しての起動の際に、非
常用炉心冷却系の1つである炉心スプレイ系が起動できないことを
示すランプが点灯したままとなり、起動が翌日にずれ込む事態が発
生した。 弁の点灯スイッチの接点がずれていたのが原因だが、起
動前の定期検査で取り外して調べた後、スイッチが作動するかにつ
いて、行うべき確認を行っていなかった。 その後、県は起動をあ
っさりと認めたが、「今後の安全確保のためにも、人為的なミスを
防ぐ取り組みも含めて東京電力側に強く求めていく」と述べていた。

第一原発では、6月17日に2号機で、外部電源全喪失事故が発生
している。 根本的な原因解明はなされていない。 また8月23
日には3号機で、作業員の内部被曝事故が発生している。

5号機のトラブルに際して、原子力安全・保安院は、保安規定違反
があったとして、原因を精査し再発防止策を講じるよう指示した。
福島県も大事故につながる重大な過失だとして東電に厳重注意した。
しかしもう厳重注意だけではすまない。 東電は「人為的ミスが重
なってしまった。 こうしたミスを自動的に防げる仕組みづくりを
検討する」と述べたというが、何をいまさらである。 もし検討し
たければ原子炉を止めて行うべきである。 それにトラブルが
これだけ立て続けに発生しているのは、もはや個人の問題
ではなく、組織の問題であり、点検確認がきちんとできなか
った安全確保のシステムの問題である。


5号機のトラブルでは、制御ケーブルが外れていることが明らかに
なってから、6号機と間違えて外したことを公表するまでに実に
20日以上も要している点も不可解だ。

東電にプルサーマル炉の運転を委ねることなど恐ろしくてとてもで
きない。 立地町にいても福島市にいても不安は募るばかりである。
これはこの間、県が、県民への説明も怠り、拙速に事を進めてきた
帰結でもある。 県は今一度、県民の安心・安全を守るという
本来の責務に立ち返り、これを果たすためにも、東電に対し、
3号機を停止し、プルサーマルを中止するよう直ちに勧告
すべき
である。

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by nonukusfukushima | 2010-09-30 05:11 | 他グループから